問2 ユウトさんは,食料生産と地球温暖化との関係について興味をもち,資料3 ~資…
地球的課題と国際協力に関して,問1 ~問4 に答えよ。 (「飢餓ホットスポット2023 年6 月から11 月の見通し」により作成) 資料2 地域別一人当たりの年間食料廃棄量(2011 年) (kg) 北アメリカ, オセアニア 中央・ 南アメリカ ヨーロッパ サハラ以南 アフリカ 北アフリカ, 西・中央アジア 南・ 東南アジア 東アジア 消費者購入後 生産から小売段階 注)地域によって集計年には違いがある。 (「世界の食料ロスと食料廃棄」により作成) ユウト 「資料1 から,サハラ以南アフリカでは,他の大陸に比べて飢餓が心配される 国が多く集まっているよ。」 ミ ウ 「資料1 から,ナイジェリアやソマリアでは飢餓が心配される主な理由とし て,紛争や経済ショックもあげられているね。」 カズマ 「資料2 から,一人当たりの年間食料廃棄量が250 kg 以上あるのは,北アメリ カ,オセアニアとヨーロッパだよ。」 ア ミ 「資料1 と資料2 から,飢餓が心配される国が見られないヨーロッパでは,消 費者購入後の一人当たりの年間食料廃棄量が,サハラ以南アフリカよりも少な いね。」
問2 ユウトさんは,食料生産と地球温暖化との関係について興味をもち,資料3 ~資料5 を得 た。ユウトさんが資料から読み取ったり,推察したりした内容として不適切なものを,あと の1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料3 地域別牛肉の生産量(2019-2021 年平均と2032 年予測) (百万t) 北アメリカ 中 央 ・ 南アメリカ オセアニア アジア ヨーロッパ アフリカ 2019-2021 年平均 2032 年予測 資料4 地域別牛肉の消費量(2019-2021 年平均と2032 年予測) (百万t) 北アメリカ 中 央 ・ 南アメリカ オセアニア アジア ヨーロッパ アフリカ 2019-2021 年平均 2032 年予測 (農林水産省「2032 年における世界の食料需給見通し」により作成) 資料5 主な食品1 kg が生産されるときに排出される温室効果ガス量(2018 年) 牛肉 羊肉 養殖魚 豚肉 鶏肉 米 小麦・ライ麦 99.5 39.7 13.6 12.3 9.9 4.5 1.6 100(kg) (「Our World in data」により作成)
- 1 資料3 から,牛肉の生産量は,2019-2021 年平均よりも2032 年予測の方が全ての地域で増加することが分かる。すべての地域で生産量が増える予測になっているのは資料のとおりです。
- 2 資料3 と資料4 から,アジアは2019-2021 年平均と2032 年予測のどちらも牛肉の消費量が生産量を上回っており,牛肉を他地域へ輸出していると考えられる。消費が生産を上回るので、輸出ではなく輸入していると考えられます。
- 3 資料4 から,2019-2021 年平均から2032 年予測で牛肉の消費量が最も増加すると予想されているのはアジアであり,食生活の変化が関係していると考えられる。アジアで消費量が最も増える予測であることは読み取れます。
- 4 資料5 から,食品1 kg が生産されるときに排出される温室効果ガス量は,牛肉が養殖魚の5 倍以上であることが分かる。牛肉99.5kgは養殖魚13.6kgの5倍以上にあたります。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。この問いは不適切なものを選ぶ形です。資料3と資料4を比べると、アジアは牛肉の消費量が生産量を上回っています。足りない分は他地域から買っていると考えられるので、輸出しているとする2は当てはまりません。残る3つは、生産量の増加、アジアでの消費量の伸び、牛肉と養殖魚の温室効果ガスの差について、資料を正しく読み取っています。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成