問2 キョウコさんは,発展途上国のエネルギー問題をテーマに学習した。資料3 ~資…
地球的課題と国際協力に関して,問1 ~問4 に答えよ。 資料1 主な国のエネルギー生産量と消費量(2018 年) 中華人民共和国 アメリカ合衆国 ロ シ ア サウジアラビア 日 本 億t 億t 生産量 消費量 注)いずれも石油換算t 。 資料2 主な国の一人当たりGDPと一人当たり一次エネルギー消費量(2018 年) 10,000 20,000 30,000 40,000 一人当たりGDP 50,000 60,000 70,000(ドル) (石油換算t) 一人当たり一次エネルギー消費量 日本 サウジアラビア ロシア 中華人民共和国 アメリカ合衆国 (国際エネルギー機関資料などにより作成) カード 資料1 から,日本と中華人民共和国で はエネルギー生産量よりもエネルギー消 費量が多いことが読み取れる。 資料1 から,ロシアやサウジアラビア では,エネルギー消費量よりエネルギー 生産量が多いことから,エネルギーを輸 出していると考えられる。 資料2 から,一人当たり一次エネル ギー消費量が最も少ない中華人民共和国 は,さらに経済の発展が進むと,一人当 たり一次エネルギー消費量も増大すると 考えられる。 資料1 と資料2 から,国全体のエネル ギー消費量が多い国ほど一人当たりGDP が大きくなっていることが読み取れる。
問2 キョウコさんは,発展途上国のエネルギー問題をテーマに学習した。資料3 ~資料5 を基 にしたキョウコさんと先生との会話文中の空欄 A , B に当てはまる語の組合せ として最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料3 ケニアの総発電量と内訳の変化 2010 年 2018 年 100(%) 6,976 GWh 11,182 GWh 水力 火力 X その他 注)GWh とは発電量を表す単位である。 (https://shizen-hatch.net/2019/10/24/kenya-renewable-energy/ により作成) 資料4 日本企業が設置したX発電の発電所と生態系に配慮したパイプライン 注)パイプラインは蒸気を運ぶ目的で建設されたものである。 (https://www.toyota-tsusho.com/about/project/12.html などにより作成) 資料5 資料3 中のX発電に適した地域 ケニア (https://www.toyota-tsusho.com/about/project/12.html により作成) 会話文 先 生:近年,ケニアをはじめとする発展途上国では,エネルギー需要の増大で電力 不足が課題となっています。資料3 からどのようなことが分かりますか。 キョウコ:ケニアの総発電量は大きく増加しています。総発電量と内訳をみると,X発電に よる発電量は大きく増加していることや,水力発電による発電量は, A し ていることが分かります。ケニアではどのような取組が行われているのですか。 先 生:資料4 を見てください。この発電所は日本の企業が協力して建設されたもの です。石炭,石油,天然ガスなどのエネルギー資源が乏しいケニアは,電力 の安定供給を図るため,日本でも行われている,再生可能エネルギーによる X発電が盛んに行われるようになったのです。 キョウコ:X発電とは何なのでしょうか。 先 生:資料5 を見てください。日本とケニアは,ともにX発電に適した地域に当て はまりますね。 キョウコ:資料4 と資料5 から判断すると,このX発電とは, B 発電ですね。 先 生:そのとおりです。ケニアは自然環境の特徴を活かしてエネルギー問題の解決 に取り組んでいるのです。 キョウコ:日本は,資料4 のように現地の生態系に配慮しながら,発展途上国のエネル ギー問題の解決に向けた国際協力を行っているのですね。
- 1 A:増加 B:地熱総発電量が増えたため水力も増加し、Xは地熱発電にあたります。
- 2 A:増加 B:太陽光日本とケニアに共通して適している発電は、太陽光ではありません。
- 3 A:減少 B:地熱割合は下がっても、総発電量が増えたので水力の発電量は増えています。
- 4 A:減少 B:太陽光水力の変化も、X発電の種類も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。資料3で総発電量は6,976GWhから11,182GWhへと大きく増えています。水力の割合が下がっていても、総発電量が増えているので発電量そのものは増加しています。Aには増加が入ります。またケニアはアフリカ大地溝帯に位置し、日本と同じく火山活動がさかんです。資料5がその分布を示していることから、X発電は地熱発電だと分かります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成