ソクマル高卒認定(地理)

問4 アヤカさんは,小豆島町が「世界の持続可能な観光地TOP100 選」に選定さ…

生活圏の調査と地域の展望に関して,問1 ~問4 に答えよ。 オリーブの栽培は,年平均気温14~16 ℃の温暖で年間 降水量が少なく土壌の排水が良好な所が適地とされている。 樹体は比較的低温に強く-12 ℃以下で,果実は-3 ℃ 程度で低温被害が現れる。 (中央果実協会ホームページにより作成) 資料4 瀬戸内海周辺の年平均降水量 (「国土数値情報」により作成) 資料5 国内の都道府県別オリーブの収穫量の推移(1980~2012 年) 2010(年) (t) その他 香川県 岡山県 注)2000 年はデータなし。 (「小豆島におけるオリーブ産業の存続要因」により作成) アヤカさんが資料5 から読み取った内容 香川県のオリーブの収穫量について,1980 年代には岡山県よりも少なくなる年もあった。 2001 年以降2012 年までは香川県が最も多かったことが分かる。日本におけるオリーブの収 穫量は1980 年代よりも2000 年代の方が多くなっており,国内でのオリーブの需要が増加し ていることが考えられる。 資料4 の高位 資料5 から読み取った内容 A 正 A 誤 B 正 B 誤 ス会社の事業撤退に伴い,2009 年に小豆島の 自治体と島民の共同出資により設立された。 資料7 小豆島の人口分布の変化(1 km メッシュ) 1995 年 2020 年 人口(総数) 1 ~300 人未満 300~500 人未満 500 人以上 (「jSTAT MAP」により作成) アヤカ :資料7 によると,1995 年よりも2020 年の方では,島の南部を中心に1 1 ~300 人未満のメッシュ数が増加しています。また,島全体としては2 500 人以上の メッシュ数は減少しています。高齢化の進行もあるため,公共交通網の必要性が 高まったと考えられます。 資料8 香川県の主要観光地の観光客数の推移 2019(年) (万人) (「香川県観光客動態調査報告」により作成) マサオ :資料8 によると,小豆島の観光客数は3 2019 年以前,毎年100 万人を超えて いました。香川県の主要観光地の観光客数は減少傾向にありますが,4 1989 年 と2019 年を比較すると,減少数は小豆島が最も多いことが分かります。こうし た状況を踏まえ,観光客にとって便利な交通網を整備する必要があったと考えら れます。
問4 アヤカさんは,小豆島町が「世界の持続可能な観光地TOP100 選」に選定されたことに興 味をもち,調べたことを基に作成中である資料9 を先生に見てもらった。また資料10 は, 資料9 を受けて先生が提示したものである。会話文中の空欄 X Z に当てはま る記号と語句の組合せとして最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料9  アヤカさんが作成しているレポート テーマ なぜ小豆島町が「世界の持続可能な観光地TOP100 選」に選定されたのか。 小豆島町が直面していた課題 1 .「日本の棚田百選」に選ばれた美しい 中山棚田群が高齢化や人口減少を理由 に放棄され,管理されている棚田が減 少してしまった。 2 .管理されている棚田の減少が,水の循環機能を低下させ,残っている水田の生産性を低 下させたため,さらなる農家の減少につながってしまった。 小豆島町の課題解決に向けた取組 農家以外の地元住民や大学生,全国か ら訪れた人々に棚田で農業体験をして もらう。 棚田で生産された米を原料にした日本酒 を島内で生産し,小豆島ならではの味と して販売している。 (小豆島観光協会ホームページなどにより作成) 資料10 A B 作業効率向上のため,ドローンによる農 薬の散布をし,害虫などの防除を行うよ うになった。 約300 年前から伝わり,一時期途絶えて いた豊作を祈願する伝統行事を復活させ た。 会話文 アヤカ:小豆島町が2021 年に「世界の持続可能な観光地TOP100 選」に選ばれたと 知ったので,その理由について調べてレポートにまとめました。 先 生:どのようなことが理由だったのか分かりましたか。 アヤカ:小豆島町では,高齢化や人口減少などが理由で,棚田群の一部が放棄されてい たようです。その改善に向けた様々な取組を行ったことが評価されたようです。 先 生:小豆島町は棚田の保全と,観光資源として魅力を高める取組を行っているよう ですが,資料10 中のAとBはそれぞれどちらの取組に当てはまりますか。 アヤカ:棚田の保全に向けた取組は X で,観光資源としての魅力を高める取組は Y だと思います。 先 生:そうですね。棚田の独自性と価値が再発見されると,島外から来る人々にとっ ても魅力のあるものになりますね。しかし,観光客が増えると新たな課題も生 まれます。どのようなものだと考えますか。 アヤカ: Z につながってしまうのではないでしょうか。 先 生:そのとおりです。それではレポートの完成を楽しみにしています。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は2です。資料10のAはドローンで農薬をまき作業の効率を上げる取組なので、棚田そのものを守る保全の取組にあたります。Bは途絶えていた豊作祈願の伝統行事を復活させたもので、訪れる人にとっての魅力を高める取組です。またZには、観光客が増えたときに生じる問題として、交通渋滞やごみの大量発生が当てはまります。中心商店街の衰退は観光客の増加とは結び付きません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成

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