問1 ユウマさんは,国境を越えて発生する害虫による災害に興味をもち,資料1 ~資…
自然環境と防災に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問1 ユウマさんは,国境を越えて発生する害虫による災害に興味をもち,資料1 ~資料3 を得 た。これらの資料を基に推察したことをまとめたX,Yの文の正誤の組合せとして最も適切 なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料1 サバクトビバッタの大量発生を調べたメモ 大量発生の様子とサバクトビバッタの生態 ・ 年間降水量が400 mm 未満の比較的雨量の 少ない乾燥地域に生息する。成虫のみ風に 乗って長距離飛翔ができる。 ・ 普段,成虫は単独行動をしているが,乾燥 地域に大雨が降り,エサとなる草が増える と大量に発生し大群になって行動する。 東アフリカにおけるサバクトビバッタによる被害調査結果(2021 年) (FAO ホームページなどにより作成) 資料2 1 月または7 月のサバクトビバッタの移動方向予測(2020 年) (「FAO Locust Watch」により作成) (©FAO/name of photographer) 資料3 インド洋周辺の1 月と7 月の風向と風の強さ(1981~2010 年平均) 1 月 7 月 注)矢印の長さは風の強さを表す。 (「気象庁-55 アトラス」により作成) X 資料1 から,サバクトビバッタによる被害は,東アフリカにおいて農作物収穫量が減る だけでなく,家畜の飼料が被害を受けることで畜産にも被害がでたと考えられる。 Y 資料1 のサバクトビバッタの生態と資料3 の風向から,資料2 は1 月のサバクトビバッ タの移動方向を予測していると考えられる。
- 1 X:正 Y:正風向と移動方向を比べると、資料2は1月のものではありません。
- 2 X:正 Y:誤飼料への被害は正しく、移動方向と合うのは7月の風です。
- 3 X:誤 Y:正草を食べ尽くす生態から、畜産への被害も考えられます。
- 4 X:誤 Y:誤Xは資料1から読み取れる内容なので、誤りではありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。資料1には、サバクトビバッタがエサとなる草を食べ尽くすことが書かれており、作物だけでなく家畜の飼料も失われると考えられるので、Xは正しいといえます。一方、サバクトビバッタは成虫が風に乗って移動します。資料3で1月と7月の風向を比べると、資料2の移動方向と合うのは7月の風なので、1月だとするYは誤りです。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成