ソクマル高卒認定(地理)

問4 アカネさんたちは,アフリカのマダガスカルで栄養不足人口の割合が高いことに興…

地球的課題と国際協力に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問4 アカネさんたちは,アフリカのマダガスカルで栄養不足人口の割合が高いことに興味をも ち,資料9 ~資料12 を得た。会話文中の空欄 X , Y に当てはまる語句の組合 せとして最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料9 マダガスカルの農業や食料に関する主な統計(2020 年) 資料10 マダガスカルの主な輸出入品(2020 年) (資料9 ,資料10 ともに財務省「貿易統計」により作成) 資料11 バニラの生育や収穫後の処理にかかる年月の例 苗の植え付けから開花,授粉できるようになるまでの期間:3 年 授粉してから結実,完熟するまでの期間:6 ~11 か月 収穫時期:5 ~7 月 収穫後の処理(天日乾燥,熱水浸漬,発酵など):3 ~4 か月 (https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/12357745_02.pdf により作成) 資料12 栄養状態の改善のためのフロー図 (https://www.jircas.go.jp/ja/release/2022/press202219 により作成) 会話文 アカネ:マダガスカルは,日本と同じように稲作が盛んな国だそうです。資料9 から, マダガスカルの一人当たり米消費量は144 kg とあり,日本の約2 倍だそうです。 ル リ:穀物自給率は80 %を超えているのに,国民の約半分が栄養不足人口となって いるのはなぜでしょう。 アカネ:資料10 から,マダガスカル最大の輸出品がバニラであることが分かります。 資料11 にあるように,栽培から出荷まで時間も手間もかかる作物です。 ル リ:バニラだけで5 億ドル以上を稼いでいますね。このような商品作物の輸出が盛 んな一方で,マダガスカルは輸入額が輸出額を12 億ドルも上回っています。 アカネ:バニラなどの輸出を通じて外貨を得てはいるものの,工業製品以外の輸入品に 注目すると,稼いだ分は国内で不足する分の X の輸入にあてられる構造 となっていることが分かります。 ル リ: X だけでは栄養状態の改善にはつながらないのではないでしょうか。 アカネ:近年,マダガスカルの状況を改善するため,資料12 にあるように,栽培面積 当たりの米の収量を上げようという試みが行われているそうです。これが増え ることで生まれた余剰生産分を売れば,国内の農家も現金が手に入ります。こ の現金で,野菜や肉を購入でき,栄養状態の改善につながるというものです。 ル リ:そのように考えると, Y ことも必要になるのではないでしょうか。 アカネ:なるほど。今後,栄養状態が改善されていくといいですね。
一人当たり米消費量(kg)穀物自給率(%)第一次産業従事者割合(%)栄養不足人口割合(%)
14480.874.349.5
金額輸出入額上位5 品目と国全体の輸出入額に占める割合(%)
輸出20 億ドルバニラ26.1 衣類20.2 ニッケル7.3 魚介類7.1 チタン鉱4.9
輸入32 億ドル機械類13.0 繊維と織物11.4 石油製品11.4 穀物8.8 自動車5.9
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は3です。資料10でマダガスカルの輸入品を見ると、機械類や繊維とともに穀物が8.8%を占めています。主食の米を自給しきれず輸入に頼っていることが読み取れるので、Xには穀物が入ります。またYは栄養を改善する方策なので、資料12のとおり米以外の野菜や果物を生産して栄養の質を高める方向が適切です。バニラの価格を下げても収入が減るだけになります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成

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