問2 シュウタさんは,生活文化と歴史的背景との関わりに興味をもち,ベトナムを事例…
生活文化の多様性と国際理解に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問2 シュウタさんは,生活文化と歴史的背景との関わりに興味をもち,ベトナムを事例として 調べ,ポスターを作成した。ポスター中の空欄 X , Y には,資料3 中のアとイ のいずれかの主題図が,空欄 A , B には,仏教とイスラームのいずれかが当て はまる。 X , Y に当てはまる主題図の記号と, A , B に当てはま る語の組合せとして最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
ポスター ベトナムの生活文化 シュウタ 〇 ベトナムの二つの料理 フォー バインミー ・ ベトナムでは米を炊く以外にフォーな どの麺料理や生春巻きに使うライス ペーパーなどが有名で,米の生産が盛 んな国です。 ・ フォーは米粉麺を使った料理で,牛や 鶏,エビやカニなどで出 汁 を取り,具 材には野菜や牛肉などが入ります。 ・ ベトナムは旧宗主国であるフランス の影響で,パン食文化も根付いてい ます。 ・ バインミーはベトナム風サンドイッチ で,豚肉のハムやレバーペーストと, パクチー(香味野菜)などをあわせたも のが一般的です。 世界全体に占める 米の生産割合上位10か国(2020年) 世界全体に占める 小麦の生産割合上位10か国(2020年) X Y 提供 〇 東南アジアの宗教 (%) 赤道 (国立民族学博物館資料などにより作成) ・ 生活文化に影響を与える宗教について,国別の宗教別人口の割合から考えると,東南ア ジアの中でも地域によって分布に特徴があることが分かります。タイなど大陸部では A の,インドネシアなど島嶼 部では B の人口割合が多く,宗教の伝わり方 にも違いがありそうです。ベトナムの宗教別人口の割合は,これらの国々とは異なる特 徴がみられます。 資料3 X または Y のいずれかに当てはまる主題図 ア イ (%) (%) (FAOSTAT により作成)
- 1 X:ア Y:イ A:仏教 B:イスラーム米の主題図がア、大陸部は仏教、島嶼部はイスラームが多くなります。
- 2 X:ア Y:イ A:イスラーム B:仏教主題図は正しいものの、大陸部と島嶼部の宗教が逆になっています。
- 3 X:イ Y:ア A:仏教 B:イスラームベトナムで生産がさかんなのは小麦ではなく米です。
- 4 X:イ Y:ア A:イスラーム B:仏教主題図も宗教の分布も当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。ベトナムは米の生産がさかんな国なので、Xには米の生産割合を示した主題図のアが、Yには小麦の主題図のイが当てはまります。また東南アジアの宗教は、タイなど大陸部で上座仏教が、インドネシアやマレーシアなど島嶼部でイスラームが広まっています。したがってAには仏教、Bにはイスラームが入ります。宗教の伝わった経路の違いが分布に表れています。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成