問3 リサさんは,静岡県南伊豆町を中心に行われる100 km のマラソン大会に出…
地図や地理情報システムと現代世界に関して,問1 ~問4 に答えよ。 (単位:時間) (2020 年) 資料2 の範囲 0 度 ← 東経105 度 東経135 度 (「地理屋にできること」などにより作成) 資料2 資料1 中の東経60 度から東経150 度までを切り取った地図 東経105 度 東経135 度 会話文 リ サ:シンガポールへ旅行したいと思い,日本との時差を調べたところ,シンガポー ルは日本よりも1 時間1 遅いことが分かりました。しかし,シンガポールは東 経105 度付近に位置しているため,経度から考えられる日本との時差は2 2 時 間です。どうして,経度から考えられる時差と実際の時差が異なるのでしょうか。 先 生:経度と標準時は,様々な事情から必ずしも一致するとは限らないのです。資料 1 を切り取った資料2 を見ると,シンガポールと標準時が同じ国の中には,マ レーシアが含まれていることが分かります。これはマレーシアとの結びつきが 強いことも理由の一つといわれています。他に資料1 から何か気づいたことは ありますか。 リ サ:ロシアでは,東端と西端で3 9 時間以上の時差があることが分かります。 先 生:これらの国は,国土面積が大きいため,標準時が一つだと地域間で不都合が生 じることがあります。そのため,国内に複数の標準時を設けています。 リ サ:他にも,国土面積の大きい中華人民共和国では,資料2 中の都市Aと都市Bと で4 標準時が異なることが分かります。時差について,もっといろいろ調べて みたいです。
問3 リサさんは,静岡県南伊豆町を中心に行われる100 km のマラソン大会に出場するた め,レース前に資料6 ~資料9 を基に資料5 を作成し,マラソンコースを分析した。資料5 中の空欄 X , Y に当てはまる地名と記号の組合せとして最も適切なものを,あ との1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料5 リサさんがレース前にまとめたコース分析 地理情報システムを用いて100 kmのマラソンコースを分析しました。このコース では,前半でいかに足への負担を少なくし,体力を温存して走れるかがポイントである と考えます。なぜなら資料6 と資料7 を参考にすると, X 付近までおよそ標高 差400 mを登って,下る厳しい道のりになるからです。また,資料7 と資料8 から も分かるように,レース最終盤は河川沿いの平坦な道のりが続きます。資料9 は, 資料8 中の Y の方向から見た立体図です。ここで最後の力を振りしぼること ができるかどうかが重要です。 資料6 100 km マラソンコース図 2 km (みちくさマラニック走援隊より) 資料7 100 km マラソンコースの標高差を示した図 (スタート地点からの (標高:m) 資料8 資料6 中のPの範囲の地図 B A 資料9 資料8 中のAまたはBの方向から見た立体図 注)高さを強調して示している。 (地理院地図により作成)
- 1 X:雲見海岸 Y:A地名は正しいものの、立体図を見る方向が合いません。
- 2 X:雲見海岸 Y:B前半の登り下りは雲見海岸付近で、立体図の向きはBになります。
- 3 X:青野大師ダム Y:A青野大師ダムは終盤にあたり、前半の厳しい区間ではありません。
- 4 X:青野大師ダム Y:B地名も立体図の向きも当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。資料5は前半が登り下りの厳しい道のりだと述べているので、Xには標高差およそ400mの山越えがある雲見海岸付近が当てはまります。青野大師ダムはコースの終盤にあたります。またYは、最終盤の河川沿いの平坦な道を見る向きなので、資料8でその方向から見たBが当てはまります。標高の図と地図を見比べて、どの区間の話かをそろえましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成