問2 下線部災害が起こりそうな時や,災害が起きてからチェックしようとしている人が…
防災について科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 災害に対する意識について発表している場面 私たちの学校は低地に位置していて,災害の危険がある場所に立地しています。そこで私は, 研究テーマとしてハザードマップに関する意識調査を行いました。地学基礎を学んでいる高校 2 年生に質
問2 下線部災害が起こりそうな時や,災害が起きてからチェックしようとしている人が多いに ついて,災害の種類と,その災害に対するハザードマップの活用の仕方として誤っているも のを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 日本の南方海上で台風が発生したことをテレビのニュースで知ったため,ハザードマップで避難所の位置を確認した。台風の発生を知った段階で早めに避難所の位置を確認しておくのは、災害が起こる前の適切なハザードマップの活用例です。
- 2 明日は大雨の予報があるので,ハザードマップで自宅の浸水予想深度を確認した。大雨の予報が出た段階で自宅の浸水予想深度を確認しておくのは、災害が起こる前の適切なハザードマップの活用例です。
- 3 火山の中腹を登山中に山頂で火砕流が発生したのが見えたため,ハザードマップで火砕流の流下速度を確認した。火砕流は非常に速く迫るため、発生を目撃した時点でハザードマップを確認している余裕はなく、直ちに避難すべきであり、この使い方は誤っています。
- 4 揺れやすさハザードマップを用いて地震が起きた時の揺れの大きさを確認し,家具の転揺れやすさハザードマップを事前に確認して家具の転倒防止対策をしておくのは、地震が起こる前の適切な備えとして正しい活用例です。
解説
正解は3です。火砕流は数十から百km/h以上という速さで斜面を流れ下るため、発生が目に見えた時点でハザードマップを確認して流下速度を調べているような余裕はなく、直ちにその場から離れて避難することが最優先です。ハザードマップは登山前など事前の備えとして活用するものであり、火砕流が発生した直後にその場で情報を調べる使い方としては誤りです。台風接近時に避難所を確認する1、大雨予報時に浸水深を確認する2、揺れやすさマップで家具の転倒対策をする4は、いずれも災害が起こる前にハザードマップを活用する適切な例です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成