ソクマル高卒認定(地学基礎)

問2 図3 の地域に分布する地層が堆積した順序はA→B→C→D→Eである。図3 …

地層について科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 堆積構造について議論している場面 Mさん:図1 の地層には,PとQの境目の丸で囲んだ部分に不思議な模様が見られますね。 図1 荷重痕 (産業技術総合研究所地質調査総合センターのWeb サイトより) 先 生:これは,荷重痕と呼ばれる堆積構造です。上の地層が重なった時に,下の泥層がまだ十 分に固まっておらず,泥が浮き上がってこのような模様ができたと考えられています。 垂れ下がっているPが新しい地層,立ち上るQが古い地層になります。 Mさん:堆積構造によって地層の新旧判定ができるのは重要ですね。褶 曲によって地層の上下 が逆転している場合もあるので,地層がどのような順に堆積したのかを決めるのに役立 ちそうです。 先 生:荷重痕のほかにも地層の新旧判定ができる堆積構造として,斜交葉理(クロスラミナ)や 級化層理があります。 Mさん:堆積構造ができる過程を調べれば,堆積した時の環境も推測できそうですね。 ⒜ 先 生:地質構造を知るために,特に地層の対比と上下判定を慎重に行う必要がありますね。 図2 は,褶曲の図です。褶曲構造の,上に凸の部分を背斜,下に凸の部分を向斜と呼び ます。また,背斜の最高点が続く方向を背斜軸,向斜の最低点が続く方向を向斜軸と呼 びます。図3 は,ある地域の地層を真上から見た様子を表したものです。この地域に分 布する地層は褶曲した後,侵食されて水平な地表になっています。そのため,同じ地層 が繰り返し出現しています。 背斜 新 旧 向斜 図2  褶曲(断面図) C ⇄ ⇄ ⇄ ⇄ ⇄ B E B C D A ⇄ ⇄ ⇄ ⇄ ⇄ D C N 褶曲軸X 褶曲軸Y 図3  ある地域の地層を真上から見た図
問2 図3 の地域に分布する地層が堆積した順序はA→B→C→D→Eである。図3 中の褶曲軸 X,Yの種類の組合せとして最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。ただし, この地域には地層の逆転は見られないものとする。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は1です。褶曲した地層が削られて水平な地表になると、地表には同じ地層が軸を挟んで左右対称に現れます。図3では、褶曲軸Xの位置に最も古い地層Aがあり、そこから外へB、Cと新しい地層が並びます。古い地層が中心に出るのは、上に凸に曲がった部分が削られた場合ですから、Xは背斜軸です。一方、褶曲軸Yの位置には最も新しい地層Eがあり、外へD、Cと古くなります。新しい地層が中心に残るのは下に凸に曲がった部分なので、Yは向斜軸になります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成

この回を通して解く

同じ単元の問題