問1 下線部プレートが動いている様々な証拠について,それを説明した文として誤って…
プレートの運動と地球の内部構造について科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 プレートの運動とその原動力を考察する場面 ナ ギ:地球の表面は十数枚のプレートに覆われていることは学習したね。 ツムギ:私たちの立っている大地が本当に動いているなんて信じられない。 ナ ギ:信じられないかもしれないけれど,プレートが動いている様々な証拠があるよ。 ツムギ:ところでプレートを動かしている力って何だろう。 ナ ギ:それを説明するには地球の内部構造について考える必要があるよ。次の実験の観察から 探究してみよう。 [実験] 地球内部の対流を再現しよう [準備] 1000 mL ビーカー,洗濯のり,スチロール板,ホットプレート [方法] ビーカーに洗濯のりを入れ,その上にスチロール板を載せ,ビーカーをホットプレート の上で加熱する。 横から見た様子 上から見た様子 図1 地球内部の対流を再現する実験の様子 ⒜ ツムギ:ホットプレートで熱せられた洗濯のりが対流している様子が分かるね。洗濯のりの上に 載っているスチロール板もそれによって動いているよ。 ナ ギ:地球の内部構造と比べてみると,洗濯のりが ア で,ホットプレートの熱はその下 の イ から伝わっているものと考えられるね。
問1 下線部プレートが動いている様々な証拠について,それを説明した文として誤っているも のを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 ハワイ諸島及びそれに連なる海山が,直線状に伸びていること。ホットスポットの上をプレートが動いたことで、海山が一列に並びます。
- 2 GPS により,噴火前に火山島の膨張が観測されていること。マグマだまりの動きを示すもので、プレートの移動の証拠ではありません。
- 3 海洋底の年代測定値が,海嶺を挟んで海嶺から離れるにつれて古くなっていること。海嶺で生まれた海洋底が、両側へ広がっていることを示しています。
- 4 ハワイ諸島と日本の都市の距離が年々縮まっていること。太平洋プレートが北西へ動き、日本に近づいていることを示しています。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。GPSで観測される噴火前の火山島の膨張は、地下のマグマだまりにマグマがたまって地面が持ち上がる現象で、プレートの動きそのものを示す証拠ではありません。1のハワイ諸島と海山が直線状に並ぶこと、3の海洋底の年代が海嶺から離れるほど古くなること、4のハワイ諸島と日本の距離が年々縮まることは、いずれも太平洋プレートが動いていることを示す証拠です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成