問1 下線部特に春に多く観測される。一方,夏になると観測されない理由について述べ…
黄砂について科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 黄砂について調べている場面 Pさんは,黄砂が観測されたというニュースを見て,日本で黄砂が観測される時期や,黄砂が どこから来るのかについて調べてみた。 <調べたこと> 日本では主に冬から春にかけて黄砂が観測され,特に春に多く観測される。一方,夏になると 観測されない。日本で観測される黄砂は,大陸内部の砂漠や黄土高原で巻き上げられた粒子が, 上空の偏西風によって移動してきたものである。 (北緯) (東経) 図1 大陸からの黄砂の経路を示す地図 (気象庁のWeb サイトより作成)
問1 下線部特に春に多く観測される。一方,夏になると観測されない理由について述べた文と して最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 春は大陸内部が雪氷や植物で覆われることが少ない時期だから。春は地面がむき出しになり、砂が巻き上げられやすくなります。
- 2 春は日本海の水温が最も高くなり,上昇気流が生じやすい時期だから。日本海の水温が最も高くなるのは、夏から秋にかけてです。
- 3 夏から秋にかけては,上空の偏西風が東風となるから。偏西風は1年を通して西風で、東風に変わることはありません。
- 4 夏から秋にかけては,台風の風雨によって全ての黄砂が海に落ちるから。台風によって、すべての黄砂が海に落ちることはありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。黄砂は、大陸内部の乾いた地面から砂が巻き上げられて起こります。冬のあいだ雪や氷に覆われていた地面は、春になるととけて乾いた砂がむき出しになり、強い風で巻き上げられやすくなります。夏は植物が地面を覆い、雨も増えるため砂は舞い上がりにくくなります。2は日本海の水温が最も高くなるのが夏から秋であること、3は偏西風が1年を通して西風であることと合いません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成