ソクマル高卒認定(地学基礎)

問3 図1 中の太線より,1970 年~2020 年における各地点の桜の開花日の…

地球温暖化に関して科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 仮説を立てて検証している場面 近年さかんに「地球温暖化」が報道されている。様々な変化が身近にも起こっているはずだと考 えた染谷くんは,「桜(ソメイヨシノ)の開花時期」に着目し,以下の仮説を立てて検証した。 [染谷くんの仮説] 「桜の開花日は,日本のどの地域でも温暖化の影響で同じくらい早まっている。」 [事前の調査] 桜(ソメイヨシノ)の開花日は,気象庁のホームページに各観測地点における毎年の値が記録さ れている。染谷くんはまず,桜の生態について調べた。すると以下のA~Cの3 点が分かった。 A: 桜の花芽(成長すると花になる芽)は,冬の初めに冬眠する。 B: 真冬に厳しい寒さにさらされることで冬眠から目覚め(休眠打破),開花に向けて成長が再開 する。 C: 春にかけて気温が上昇するに従って花芽が成長し,日最高気温の積算(日ごとの最高気温の 値を一定期間合計したもの)が一定の値になると開花する。 [検証] 次に,染谷くんは盛岡(北緯39.7 度)・新潟(北緯37.9 度)・宮崎(北緯31.9 度)の3 地点の桜 の開花日を調べ,各都市の気温の推移を見ることにした。 3 月13 日 3 月23 日 4 月2 日 4 月12 日 4 月22 日 5 月2 日 盛岡 新潟 宮崎 図1  盛岡・新潟・宮崎における桜の開花日の経年変化(1971 年~2020 年) (気象庁Web サイトより作成) ⒜ -10 12(月) 降水量 mm 気 温 ℃ 平年気温17.7℃ (年降水量2625.5mm) 宮崎 -10 12(月) 降水量 mm 気 温 ℃ 平年気温13.9℃ (年降水量1845.9mm) 新潟 -10 12(月) 降水量 mm 気 温 ℃ 平年気温10.6℃ (年降水量1279.9mm) 盛岡 図2  盛岡・新潟・宮崎の1 年間の雨温図(1991 年~2020 年の平均値)
問3 図1 中の太線より,1970 年~2020 年における各地点の桜の開花日の変化を考察すると, どの地点も早まってはいるが,盛岡,新潟に比べ宮崎の変化は小さいと読み取れる。染谷く んはこの理由を考察するために,図2 の雨温図を見た。図1 ・図2 から読み取れることとし て最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は4です。桜の花芽は、真冬の厳しい寒さにさらされることで休眠から目覚めます。冬の気温がもともと高い地域では、暖かくなっても休眠打破が進みにくく、開花が早まる効果が打ち消されます。そのため、冬季の気温が高い宮崎では、盛岡や新潟にくらべて開花日の変化が小さくなります。降水量は開花のしくみに直接は関わりません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成

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