問1 オゾンの成因について説明した文として最も適当なものを,次の1 ~4 のうち…
オゾンホールに関する問1 ~問4 に答えよ。 オゾンホールは,南極上空のオゾン量が極端に少なくなる現象で,南極点を中心にして,まる で穴があいたように少なくなることからその名が付けられた。オゾン量が低下することにより, 地上に達する A が増え,皮膚がんの発症の増加や生態系に影響が及ぶことが予想される。 オゾンホールは,1980 年代初めから観測されるようになり,その大きさは1984 年以降南極大 陸の面積を上回り,2000 年には南極大陸の面積の2 倍以上に拡大したが,現在では徐々に縮小 傾向にある。また,オゾンホールは年間を通じて観測されるのではなく,8 月から9 月頃に発生 し,11 月から12 月頃に消滅するという季節変化をしている。 図1 の折れ線グラフはオゾンホールの最大面積の経年変化である。2000 年以降にひかれた直線 は折れ線の変化を平均したものである。また,比較のために南極大陸の面積を点線で示した。 図2 はある気体の大気中の濃度の経年変化である。この気体の減少とオゾンホールの縮小には 相関関係がある。 南極大陸との面積比 倍 (万km2) 面 積 南極大陸の面積 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 2020(年) 図1 オゾンホールの最大面積の経年変化(気象庁のWeb サイトより作成) (ppt) 濃 度 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015(年) 北半球 南半球 ※ 1 ppt・・・1 兆分の1 図2 ある気体の大気中の濃度の経年変化(気象庁のWeb サイトより作成) ⒜
問1 オゾンの成因について説明した文として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選 べ。
- 1 地球誕生時から,火山活動によって放出されている。火山活動で出るのは水蒸気や二酸化炭素などで、酸素ではありません。
- 2 宇宙空間にあるオゾンを地球が大気として取り込んでいる。宇宙空間にあるオゾンを取りこんでいるわけではありません。
- 3 植物の光合成によりつくられた酸素分子から生成されている。光合成でできた酸素分子から、紫外線のはたらきで生成されます。
- 4 水蒸気から,水素原子が分離して生成されている。水蒸気から水素が分かれてオゾンができるわけではありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。オゾンは、酸素分子が紫外線を受けて分かれ、その酸素原子が別の酸素分子と結びついてできます。地球の大気に酸素が増えたのは光合成をする生物が現れてからなので、オゾンのもとをたどれば光合成にいきつきます。1の火山活動で出るのは水蒸気や二酸化炭素で酸素ではなく、2のように宇宙から取りこむわけでも、4の水蒸気からできるわけでもありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成