問3 下線部地球の大気組成は大きく変化したについて,図2 から石炭紀の気候や地球…
地球の歴史や化石に関する問1 ~問4 に答えよ。 図1 は,石炭紀(3.59 ~2.99 億年前)の森林の想像図である。現在,人間が利用している石炭 の多くは,石炭紀に繁栄した植物の遺骸がもとになって形成された化石である。これらの植物が 栄え,地中に埋没したことで地球の大気組成は大きく変化したと考えられている。図2 は,6 億 年前から現在までの大気中の酸素と二酸化炭素濃度の変化を示したものである。 酸素濃度 % 二酸化炭素濃度 現 在 = 酸素濃度 二酸化炭素 濃度 原生代 古生代 中生代 新生代 6億 5億 4億 3億 2億 1億 地質年代(年前) 図1 石炭紀の森林の想像図 (https://dariuszandrulonis.artstation.com/projects/ JxmnD?album_id=992485 より) 図2 6 億年前から現在までの大気中の酸素と 二酸化炭素濃度の変化 ロボク,リンボク,フウインボクなどのシダ植物 ロボク,リンボク,フウインボクなどの裸子植物 ソテツ類やイチョウ類などのシダ植物 ソテツ類やイチョウ類などの裸子植物 ⒜ ⒝ ⒞ ⒜ (http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/gakugei/ chigaku/etizen-52.html より) (http://www.ha.shotoku.ac.jp/̃kawa/KYO/CHISITSU/ taiseki/cq/05.html より) 3 恐竜の足跡 4 植物食恐竜の糞(ふん) (https://www.museum.yokosuka.kanagawa.jp/archives/ exinfo/33581 より) (https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/82913046600. HTM より)
問3 下線部地球の大気組成は大きく変化したについて,図2 から石炭紀の気候や地球環境の変 化を考えたとき最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 全体を通して温暖な時期が続き,氷河は地球上に存在しなかった。石炭紀の後半には、大陸に氷河が発達しました。
- 2 全体を通して寒冷な時期が続き,地球全体が氷河におおわれていた。石炭紀の初めは暖かく、地球全体が氷におおわれてはいません。
- 3 初期は寒かったが,後半は温暖化し大陸の氷河は消失した。温度が変わる向きが、実際とは逆になっています。
- 4 初期は暖かかったが,後半は寒冷化し大陸には氷河が発達した。二酸化炭素の減少により、後半は寒冷化して氷河が発達しました。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。図2を見ると、石炭紀には植物が大量に繁茂して二酸化炭素が取りこまれ、酸素濃度が高く、二酸化炭素濃度が低くなっています。二酸化炭素は温室効果をもつ気体なので、その減少は寒冷化をもたらします。実際、石炭紀の初めは暖かい時期でしたが、後半には大陸に大規模な氷河が発達しました。したがって4が最も適当です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成