問4 図1 の色指数の値と表1 から,色指数と化学組成の関係を述べた文として誤っ…
火成岩の分類に関する問1 ~問4 に答えよ。 図1 は火成岩を組織の違いから火山岩と深成岩の2 つに分け,造岩鉱物の種類と含有量を示し たものである。化学組成の中でSiO2 は最も多く含まれているため,その割合を火成岩の分類の 基準としている。特に,火山岩は鉱物の結晶が小さく,鉱物の割合を調べるのが難しいため,分 類するのにSiO2 の量を使っている。深成岩はSiO2 が多ければ白っぽくなり,少ないと黒っぽく なる傾向がある。表1 は代表的な深成岩の化学組成である。 図1 火成岩の分類 表1 代表的な深成岩の化学組成(質量%)
問4 図1 の色指数の値と表1 から,色指数と化学組成の関係を述べた文として誤っているもの を,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
| SiO2 の量(質量%) | 45AB | ||
|---|---|---|---|
| 火 山 岩 | 玄武岩 | 安山岩 | デイサイト・流紋岩 |
| 深 成 岩 | 斑れい岩 | 閃緑岩 | 花こう岩 |
| 主な造岩鉱物の量(体積%)100050 | かんらん石 | 斜長石角閃石輝石 | 石英カリ長石黒雲母 |
| 色指数(%) | 約70約35約10その他 |
| SiO2 | TiO2 | Al2O3 | Fe2O3 + FeO | MgO | CaO | Na2O | K2O | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 斑れい岩 | 50.51 | 2.63 | 13.45 | 11.37 | 7.41 | 11.18 | 2.28 | 0.49 |
| 閃緑岩 | 59.20 | 0.70 | 17.10 | 7.10 | 3.70 | 7.10 | 3.20 | 1.30 |
| 花こう岩 | 72.20 | 0.32 | 14.60 | 2.40 | 1.00 | 1.70 | 2.90 | 4.50 |
- 1 色指数が大きいほどカルシウム(Ca)が多い。黒っぽい岩石ほどカルシウムに富み、正しい内容です。
- 2 色指数が大きいほどカリウム(K)が多い。カリウムは白っぽい岩石に多く、関係が逆になっています。
- 3 色指数が大きいほど鉄(Fe)が多い。黒っぽい岩石ほど鉄に富み、正しい内容です。
- 4 色指数が大きいほどマグネシウム(Mg)が多い。黒っぽい岩石ほどマグネシウムに富み、正しい内容です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。表はこのページに組み直して載せています。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。色指数が大きい岩石は有色鉱物を多く含む黒っぽい岩石で、鉄(Fe)やマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)に富みます。一方、カリウム(K)はカリ長石など白っぽい岩石に多く含まれる成分なので、色指数が大きいほど多くなるという2の記述は誤りです。表1の化学組成を並べて見ると、この関係が読み取れます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00009.htm)を加工して作成