問2 下線部地層ウは結晶の粒の粗い岩石に変化について,そのように変化した主な原因…
地層の観察に関する問1 ~問4 に答えよ。 次の図1 は,M高校地学部が調査したある地域の地質断面図である。図中の層群Aを構成する 地層アとイは砕屑岩からなり,地層ウを観察すると,主にサンゴやその破片から構成されてい た。層群A(地層ア,イ,ウ)の花こう岩と接する部分は変成作用を受けており,地層ウは結晶の 粒の粗い岩石に変化していることが分かった。なお,複数の地層のまとまりを層群とする。 X’ 変成作用を受けた部分 X 図1 ある地域の地質断面図
問2 下線部地層ウは結晶の粒の粗い岩石に変化について,そのように変化した主な原因として 最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 マグマの熱により,周囲より温度が高くなった。マグマの熱で高温になり、鉱物の結晶が大きく成長しました。
- 2 マグマによって加えられる力により,周囲より圧力が高くなった。圧力が主な原因になるのは、広い範囲での変成作用です。
- 3 マグマの熱により,周囲より風化しやすくなった。風化は地表で起こる現象で、結晶を大きくするはたらきはありません。
- 4 マグマが貫入したことで,周囲の岩石もマグマと同じ化学組成となった。貫入しても、まわりの岩石の化学組成が同じになることはありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。花こう岩のもとになったマグマが貫入すると、その熱でまわりの岩石が高温になり、鉱物が作り直されて結晶が大きく成長します。このような変化を接触変成作用といいます。2の圧力が主な原因になるのは広い範囲での変成作用、3の風化は地表で起こる別の現象で、4のように、まわりの岩石の化学組成がマグマと同じになることもありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00007.htm)を加工して作成