問4 下線部恒星が生まれたについて,恒星は星間物質が周囲より密に分布する星間雲で…
宇宙の進化に関する問1 ~問4 に答えよ。 図1 は宇宙の誕生から現在までの歴史を示した模式図である。宇宙は,今から約 ア 年前 に物質・空間・時間さえもない無の状態から突然誕生したと考えられている。誕生したばかりの 宇宙は,極めて短時間に急激な膨張を起こし,超高温・超高密度の火の玉宇宙が形成された。こ れを イ という。その後,宇宙空間は時間とともに膨張し,密度や温度が低下するととも に,今見ることができる様々なものがつくられてきた。宇宙誕生の1/105 秒後には,水素の原子 核である ウ や中性子がつくられ,数分後にはそれらから エ の原子核がつくられた。 さらに,宇宙誕生の38 万年後には温度が3000 K まで低下し,原子がつくられた。 その後も宇宙は膨張とともに冷えていき,物質分布に差が生まれた。そして,宇宙誕生の数億 年後には,密度が高くなったところで最初の恒星が生まれた。その後,銀河や銀河団が次々と形 成され,現在の宇宙の大規模構造がつくられたと考えられている。 宇 宙 の 誕 生 ア 年前 最初の恒星 の誕生 原子の 形成 原子核 の形成 時間の流れ 33 秒10 5 秒 数分 38 万年 数億年 ア 年 中性子 エ 原子 エ の原子核 恒星 銀河 (図の時間・空間スケールは実際のものとは異なる) 宇 宙 の 広 が り 現在 イ ウ 水素原子 宇 宙 の 大 規 模 構 造 図1 宇宙の誕生から現在までの歴史を示した模式図
問4 下線部恒星が生まれたについて,恒星は星間物質が周囲より密に分布する星間雲で生まれ る。若い恒星が誕生しつつある星間雲として誤っているものを,次の1 ~4 のうちから一つ 選べ。
- 1 こと座環状星雲(惑星状星雲)惑星状星雲は、恒星が一生を終えるときにできたものです。
- 2 オリオン大星雲(散光星雲)散光星雲で、その内部で新しい恒星が生まれています。
- 3 オリオン座馬頭星雲(暗黒星雲)暗黒星雲で、濃い星間物質の中で恒星が生まれています。
- 4 バラ星雲(散光星雲)散光星雲で、その内部で新しい恒星が生まれています。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。こと座環状星雲のような惑星状星雲は、太陽くらいの質量の恒星が一生の終わりにガスを放出してできたもので、恒星が生まれている場所ではありません。2のオリオン大星雲や4のバラ星雲などの散光星雲、3の馬頭星雲のような暗黒星雲は、ガスやちりが濃く集まった星間雲で、その中で新しい恒星が生まれています。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00005.htm)を加工して作成