問2 図2 のア~ウの名称の組合せとして最も適当なものを,次の1 ~4 のうちか…
太陽系と銀河系や銀河の規模に関する問1 ~問4 に答えよ。 惑星の中で太陽から一番遠い海王星の軌道の直径は約60 天文単位で,光年で表すと約0.001 光年となる。また,太陽から非常に離れた範囲まで,彗星の源となる天体が広がっていると考え られており,オールトの雲と呼ばれる。オールトの雲を含めた太陽系の直径は,彗星の軌道計算 から3 光年ほどと考えられており,海王星の軌道に比べてかなり大きい。(図1 ) 太陽系は,約2000 億個の恒星や星間物質の集合体である銀河系の中にある。図2 は銀河系の 構造を模式的に示したものである。大部分の恒星はアとイに集中しているが,ウにも球状星団と 呼ばれる数10 万個の恒星の集団があり,その分布から銀河系の中心の位置が求められた。銀河 系のイの直径は10 万光年もあり,非常に広大なことが分かる。 銀河系のような天体は宇宙に無数に存在する。銀河系とアンドロメダ銀河は,その周辺の約 A 個の銀河を含めて一つの集まりをつくっており,局部 B と呼ばれている。地球か らアンドロメダ銀河までの距離は約250 万光年であり,銀河系やアンドロメダ銀河の大きさに対 して,銀河どうしの距離は近いと言える。 50 天文単位 5 万天文単位 オールトの雲 1 光年 図1 太陽系の天体の広がり 球状星団 ウ イ 図2 銀河系の構造(国立天文台Mitaka により作成) 右の図は,左の図のアとイを上から見た図である。 ⒜ ⒝ ⒞ ⒟
問2 図2 のア~ウの名称の組合せとして最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 ア:円盤部(ディスク) イ:ハロー ウ:バルジウは球状星団がある領域なのでハローです。またイが直径10万光年の円盤部です。
- 2 ア:円盤部(ディスク) イ:バルジ ウ:ハローウは正しいのですが、直径10万光年と書かれているイが円盤部で、アはその中央のバルジです。
- 3 ア:バルジ イ:円盤部(ディスク) ウ:ハロー中央のふくらみがバルジ、直径10万光年の円盤が円盤部、球状星団が分布する外側がハローです。
- 4 ア:ハロー イ:バルジ ウ:円盤部(ディスク)三つとも誤りです。円盤部は直径10万光年と書かれたイで、球状星団があるウがハローです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。銀河系は、中心がふくらんだ円盤に、球状星団が球状に取り巻く構造をしています。本文に「イの直径は10万光年」とあり、これは銀河系の円盤の直径として知られる値ですから、イが円盤部です。イの中央でふくらんでいるアが、恒星が密集したバルジです。ウは球状星団が分布している領域と本文にあるので、円盤を球状に取り囲むハローです。大部分の恒星がアとイに集中している、という本文の記述とも矛盾しません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00003.htm)を加工して作成