問4 図1 中の堆積物の一つとして火山灰がある。大規模な火山の噴火で形成された火…
堆積物や岩石に関する問1 ~問4 に答えよ。 図1 は,火成岩,変成岩,堆積岩とマグマおよび堆積物の関係を示したものである。火成岩, 変成岩,堆積岩は,長い間に様々な作用を経て,相互に変化することが知られており,図1 中の ア~クの矢印は,これらの作用を表している。このような岩石同士の関係を岩石サイクルという。 図1 中の運搬作用に関し,図2 の曲線は,水底に静止した堆積物の粒子について,粒径とその 粒子が動き出す流速の関係を示したものである。流速と粒径の値の組合せが領域Ⅰにある場合 (曲線上を含む),その粒子は運搬されていることを示す。また,その組合せが領域Ⅱにあるとそ の堆積物(粒子)は水底に静止したままである。 直線A 大 流 速 小 泥 砂 礫 領域Ⅰ 領域Ⅱ 小 粒 径 大 図2 流速と粒径の関係 図1 岩石サイクル 変成岩 イ 堆積岩 :風化・侵食 運搬・堆積作用
問4 図1 中の堆積物の一つとして火山灰がある。大規模な火山の噴火で形成された火山灰層 は,かぎ層としての条件をよく備えている。火山灰層が他の地層と比べて,かぎ層にふさわ しい理由として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 短い時間で広範囲に堆積する。短い期間に広い範囲へ積もるので、離れた地層を結びつけられます。
- 2 短い時間で狭い範囲に堆積する。狭い範囲にしか積もらないと、離れた地層を比べられません。
- 3 長い時間をかけて広範囲に堆積する。長い時間をかけて積もると、同じ時期のものとはいえません。
- 4 長い時間をかけて狭い範囲に堆積する。時間も範囲も、かぎ層の条件を満たしていません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。大規模な噴火で噴き上げられた火山灰は、風に乗って広い範囲へ運ばれ、ごく短い期間のうちに積もります。そのため、離れた地点の地層でも同じ火山灰層は同じ時期にできたものと考えられ、地層を結びつけるかぎ層として使えます。長い時間をかけたり狭い範囲にしか積もらなかったりすると、この役目は果たせません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00002.htm)を加工して作成