問3 図1 中の変成岩について,もととなる岩石に主に圧力が加わり鉱物が一定方向に…
堆積物や岩石に関する問1 ~問4 に答えよ。 図1 は,火成岩,変成岩,堆積岩とマグマおよび堆積物の関係を示したものである。火成岩, 変成岩,堆積岩は,長い間に様々な作用を経て,相互に変化することが知られており,図1 中の ア~クの矢印は,これらの作用を表している。このような岩石同士の関係を岩石サイクルという。 図1 中の運搬作用に関し,図2 の曲線は,水底に静止した堆積物の粒子について,粒径とその 粒子が動き出す流速の関係を示したものである。流速と粒径の値の組合せが領域Ⅰにある場合 (曲線上を含む),その粒子は運搬されていることを示す。また,その組合せが領域Ⅱにあるとそ の堆積物(粒子)は水底に静止したままである。 直線A 大 流 速 小 泥 砂 礫 領域Ⅰ 領域Ⅱ 小 粒 径 大 図2 流速と粒径の関係 図1 岩石サイクル 変成岩 イ 堆積岩 :風化・侵食 運搬・堆積作用
問3 図1 中の変成岩について,もととなる岩石に主に圧力が加わり鉱物が一定方向に並んでで きた岩石を広域変成岩という。広域変成岩として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから 一つ選べ。
- 1 安山岩安山岩は、マグマが固まってできた火成岩です。
- 2 結晶質石灰岩(大理石)結晶質石灰岩は、熱によってできる接触変成岩です。
- 3 結晶片岩圧力で鉱物が一方向に並んだ、広域変成岩の代表です。
- 4 花こう岩花こう岩は、地下深くで固まってできた火成岩です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3の結晶片岩です。広い範囲に強い圧力が加わってできる広域変成岩では、鉱物が圧力と垂直な方向に並び、板状にはがれやすい性質をもちます。その代表が結晶片岩です。1の安山岩と4の花こう岩は火成岩、2の結晶質石灰岩はマグマの熱によってできる接触変成岩なので、いずれも当てはまりません。圧力によるものか熱によるものかで、変成岩を見分けましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00002.htm)を加工して作成