第二次世界大戦後の日本で行われた農地改革について、正しく述べたものはどれか。
第二次世界大戦後の日本で行われた農地改革について、正しく述べたものはどれか。
- ⑴ 政府が地主の土地を買い上げて小作人に安く売りわたし、自分の土地をもって耕す農家が大幅に増えた。地主の土地を小作人に配分し、自作農を大きく増やした改革です。
- ⑵ 政府が農地を買い上げて国のものとし、農民は国から土地を借りて年ごとに耕すしくみにあらためられた。農地は国のものになったのではなく、買い上げられたうえで耕作していた農民に売りわたされました。
- ⑶ 財閥が所有していた農地を分割し、複数の会社に分けて経営させるものであった。会社を分割したのは財閥解体で、農地改革とは別の政策です。
- ⑷ 農地を工業用地に変えていく政策であり、農村から都市への人口の移動を進めるものであった。土地の所有を改める政策で、農地を工業用地に変えるものではありません。
- ⑸ 地主が土地をもつしくみはそのまま認められ、小作料を引き下げることが行われた。農地改革では地主の土地が買い上げられ、小作人に売りわたされました。
- ⑹ 大規模な農業を進めるため、小さな農地を集めて少数の大地主にまとめる政策であった。大地主に集めるのではなく、逆に地主の土地を細かく分けて配分しました。
解説
正しいのは、政府が地主の土地を買い上げて小作人に安く売りわたしたという説明です。戦前の農村では、地主から土地を借りて耕し高い小作料を納める小作農が多く、生活は苦しいものでした。戦後の民主化政策の一つとして行われた農地改革では、政府が地主のもつ土地を買い上げ、実際に耕していた小作人に安く売りわたしました。その結果、自分の土地をもって耕す自作農が大幅に増え、農村の社会のしくみが大きく変わりました。
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