質問紙調査の結果から、栄養情報の入手先の1位がインターネットであることや、栄養情…
K 女子大学に勤務する、管理栄養士の資格を持つ教員A である。学生の健康診断結果から、学生の30%がやせ(低体重)または肥満に該当することが分かった。そこで、プレコンセプションケアの一環として、学生が自身の適正体重を知り、適切な食生活を実践するための支援を、大学の健康管理センターが実施することになり、教員A に協力依頼があった。
質問紙調査の結果から、栄養情報の入手先の1位がインターネットであることや、栄養情報の真偽をチェックしている学生が少ないことが分かった。この現状を踏まえ、学生のヘルスリテラシーを高める教育を、教員A の授業で実施することにした。その内容に関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 学生が、インターネットを用いてダイエットに関する情報を検索、閲覧、収集する。情報を集める活動にとどまり、真偽を見きわめる力は育ちません。
- ⑵ 学生が、インターネットを用いて日本以外の国の女性の体型認識について調べ、授業内で発表し合う。調べて発表する活動ですが、情報の信頼性を判断する訓練にはなりません。
- ⑶ 学生が、どうすればダイエットに関する誤った情報に振り回されないかの講義を聞いた上で、学生間で議論する。見きわめ方を学んだうえで議論する形式で、判断する力を育てられます。
- ⑷ 学生が、不適切なダイエットが身体へ及ぼす影響について教わった内容を、学内ネットで全学生に配信する。教わった内容を発信する活動で、自ら判断する力を育てるものではありません。
解説
正解は⑶です。ヘルスリテラシーには、情報を入手する力に加えて、その情報が信頼できるかを見きわめ、活用する力が含まれます。誤った情報に振り回されない方法を学んだうえで議論する形式は、この見きわめる力を育てるものです。情報を集めたり発信したりするだけでは、真偽を判断する力は身につかない点に注意しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成