研修会の内容を検討した。カンピロバクター・ジェジュニを原因とした食中毒予防に向け…
K 特定給食施設に勤務する管理栄養士である。K 特定給食施設では、食中毒予防のため、調理従事者に向けた衛生研修会を毎月実施している。この研修会では、わが国での発生件数、患者数が多い食中毒を取り上げ、K 特定給食施設におけるインシデントと関連づけて、衛生管理の教育を行ってきた。
研修会の内容を検討した。カンピロバクター・ジェジュニを原因とした食中毒予防に向けて、調理従事者に優先的に教育すべき事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 発症経過発症してからの経過は、予防のための行動には直接結びつきません。
- ⑵ 感染経路経路が分かれば、どの作業で汚染を断つべきかを自分で判断できます。
- ⑶ 潜伏期間潜伏期間は原因究明に役立つ知識で、予防行動には直結しません。
- ⑷ 臨床症状症状の知識は早期発見に役立ちますが、予防の優先事項ではありません。
解説
正解は⑵です。調理従事者が食中毒を防ぐために最も必要なのは、どの経路で菌が広がるかを知ることです。感染経路が分かれば、どの作業で手洗いや器具の使い分けが必要かを自分で判断できます。潜伏期間や症状は診断や事後対応に関わる知識であり、予防そのものに直接つながる内容を優先して教育することが要点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成