58 歳、男性。会社員。身長172 cm、体重65 kg、BMI 22. 0 k…
58 歳、男性。会社員。身長172 cm、体重65 kg、BMI 22. 0 kg/m2。血圧154/96 mmHg。食塩摂取量を推定するために24 時間蓄尿を行ったところ、尿量1. 5 L、尿中Na 濃度136 mEq/L、尿中Cl 濃度106 mEq/L であった。Na 原子量23、Cl 原子量35. 5、NaCl 分子量58. 5。この患者の1日尿中食塩排泄量(g)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 6尿量を掛け忘れた場合などに近い値で、総量になっていません。
- ⑵ 8換算係数を用いず、ナトリウム量のまま扱った場合に近い値です。
- ⑶ 10計算の途中で丸めすぎた場合の値で、定義どおりの結果とは異なります。
- ⑷ 12136×1.5×58.5÷1000=約11.9gで、約12gとなります。
- ⑸ 14塩化物イオン濃度を加えるなど、余分な項を含めた場合の値です。
解説
正解は⑷です。尿中食塩排泄量は、尿中ナトリウム濃度に尿量を掛けてナトリウムの総量を求め、これに食塩への換算係数58.5÷23をかけて算出します。136mEq/L×1.5L=204mEqとなり、204×58.5÷1000で約11.9gとなるため、約12gが答えです。塩化物イオン濃度は計算に使わない点と、単位の換算に注意することが要点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成