企業の健康保険組合の管理栄養士として、会食の場における適正飲酒を目的とする教室を…
企業の健康保険組合の管理栄養士として、会食の場における適正飲酒を目的とする教室を企画している。参加予定社員から「取引先との会食で、お酒を断れずに飲み過ぎてしまいます。どうすれば良いでしょうか。」と事前質問を受けた。ソーシャルスキルトレーニングを取り入れた働きかけに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 相手の気分を損ねずにお酒を断る方法を紹介する。断り方を紹介するだけでは情報提供にとどまり、練習の機会がありません。
- ⑵ 上手に対処できた社員数名に、経験談を発表してもらう。経験談の発表は手本を示す段階で、それだけでは訓練になりません。
- ⑶ 成功事例の発表を聞いた後に、グループに分かれて練習してもらう。手本を見たあとに実際に練習する場面があり、訓練として成立しています。
- ⑷ 飲酒量チェックアプリを紹介し、会食時に使ってもらう。アプリの利用はセルフモニタリングにあたり、対人技能の練習ではありません。
- ⑸ お酒を断ったときのメリットとデメリットを紹介する。利点と欠点の提示は意思決定バランスへの働きかけです。
解説
正解は⑶です。ソーシャルスキルトレーニングは、人との関わりで必要な技能を実際に練習して身につける方法です。手本となる事例を見たあと、役割演技などで練習する段階があってはじめて訓練として成立します。知識の提供や事例の紹介だけでは練習の機会がないため、実際にやってみる場面が含まれているかどうかが判断の分かれ目になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成