K 中学校の栄養教諭である。給食がない夏休みにおいてもバランスのとれた昼食を摂れ…
K 中学校の栄養教諭である。給食がない夏休みにおいてもバランスのとれた昼食を摂れるよう、家庭科教諭と連携し、夏休み前に「昼食料理動画」を作成し、夏休みに入ってからそれを配信することにした。イノベーション普及理論の「試行可能性」を用いた動画の普及方法として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 動画作成において、調理と片付けが簡単な料理を選ぶ。手間が少ないことを示す工夫で、複雑性への配慮にあたります。
- ⑵ 動画作成において、できるだけ多くの料理を取り上げる。種類を増やすことは、かえって複雑さを増す方向に働きます。
- ⑶ 動画は、スマートフォンで視聴可能な大きさにする。視聴しやすくする工夫であり、試行可能性を高める働きかけではありません。
- ⑷ 夏休みに入る前の家庭科の調理実習で、動画に収載した料理1品を取り上げる。本格的に取り入れる前に小さく試す機会であり、試行可能性にあたります。
- ⑸ 「昼食料理動画」を活用して夏休み中に作った料理の写真を、学校が管理するウェブサイトで共有するよう、生徒に促す。結果を人の目に見える形にする働きかけで、観察可能性にあたります。
解説
正解は⑷です。試行可能性とは、新しいものを本格的に取り入れる前に、小さく試せるかどうかを指します。調理実習で動画の料理を一品作ってみることは、家庭で実践する前の試行にあたります。イノベーション普及理論では、相対的優位性、両立可能性、複雑性、試行可能性、観察可能性という五つの特性が、それぞれ何を指すのかを整理しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成