脂肪酸に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
脂肪酸に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 短鎖脂肪酸は、炭素数8~10 の脂肪酸である。短鎖脂肪酸は炭素数6以下を指します。炭素数8〜10は中鎖脂肪酸にあたります。
- ⑵ α─リノレン酸は、オレイン酸よりも融点が高い。二重結合が多いほど融点は低くなるため、三価のα-リノレン酸のほうが低融点です。
- ⑶ パルミチン酸は、ステアリン酸よりも融点が高い。同じ飽和脂肪酸では炭素数が多いほど融点が高く、ステアリン酸のほうが高融点です。
- ⑷ リノール酸は、n ─3系不飽和脂肪酸である。リノール酸はn-6系脂肪酸です。n-3系の代表はα-リノレン酸です。
- ⑸ イコサペンタエン酸(エイコサペンタエン酸)から、ロイコトリエンが生じる。イコサペンタエン酸を材料として5系列のロイコトリエンが生成されます。
解説
正解は⑸です。イコサペンタエン酸は炭素数20の n-3系多価不飽和脂肪酸で、リポキシゲナーゼの働きにより5系列のロイコトリエンへと変換されます。脂肪酸は炭素数による短鎖・中鎖・長鎖の分類と、二重結合の数・位置による分類の両方で整理すると理解しやすくなります。融点は炭素数が多いほど高く、二重結合が多いほど低くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成