スクリーニング項目Aは、あるカットオフ値以上で陽性と判定される。K 事業所では、…
スクリーニング項目Aは、あるカットオフ値以上で陽性と判定される。K 事業所では、この項目Aを用いて早期から保健指導を行うため、カットオフ値を現状より引き下げることにした。この変更によって生じる変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 敏感度は低下する。陽性と判定される範囲が広がるため、敏感度はむしろ上昇します。
- ⑵ 特異度は上昇する。病気のない人まで陽性になりやすくなるため、特異度は低下します。
- ⑶ 陽性者の割合は低下する。判定の基準が緩くなるので、陽性者の割合は増加します。
- ⑷ 偽陽性率は上昇する。特異度の低下と表裏の関係にあり、偽陽性率は上昇します。
- ⑸ 偽陰性率は上昇する。見逃しは減るため、偽陰性率は低下します。
解説
正解は⑷です。カットオフ値を引き下げると陽性と判定される人が増えるため、病気のある人を拾い上げる敏感度は上がり、病気のない人を陰性と判定する特異度は下がります。特異度の低下は、病気がないのに陽性となる偽陽性率の上昇として現れます。早期に保健指導へつなげたい場合の変更ですが、精査の対象者が増える点に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17056.html)を加工して作成