手術による侵襲に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
手術による侵襲に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 侵襲の直後は、抗利尿ホルモンの分泌が減る。侵襲の直後は、抗利尿ホルモンやアルドステロンの分泌が増えて、水とナトリウムが体内に保たれる方向に働きます。
- ⑵ 早期の離床は、避けた方がよい。手術の後は、早期の離床がすすめられます。
- ⑶ 手術の前の栄養状態がよいほど、経過は悪くなる。手術の前の低栄養は、合併症の危険を高めます。
- ⑷ 消化管が使えても、静脈栄養を優先する。消化管が使えるなら、経腸栄養を優先します。
- ⑸ 手術の後は、エネルギーの必要量が増える。侵襲により、代謝が高まるためです。
解説
正解は⑸です。手術は身体にとって侵襲であり、その後はホルモンの働きにより代謝が高まってエネルギーとたんぱく質の必要量が増えます。手術の前の栄養状態が悪いと、傷の治りが遅れて合併症が増えるため、事前の評価と改善が重要になります。手術の後は、消化管が使えるなら経腸栄養を優先し、早期の離床とあわせて回復を進めます。
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