電子伝達系におけるATPの産生に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ…
電子伝達系におけるATPの産生に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 電子伝達系では、酸素がなくてもATPを産生できる。最終的な電子受容体が酸素であるため、酸素が必要です。
- ⑵ シアン化物は、電子伝達系の働きを高めるものである。シアン化物は電子伝達系を阻害します。
- ⑶ NADHの方が、FADH2よりATPの産生量が多い。NADHは電子伝達系のより上流から電子を渡すため、産生量が多くなります。
- ⑷ 脱共役たんぱく質は、ATPの産生量を増やす働きをもつ。プロトンの勾配を熱として散逸させるため、ATPの産生量は減ります。
- ⑸ FADH2の方が、NADHよりATPの産生量が多い。NADHの方が多くなります。
解説
正解は⑶です。電子伝達系では、NADHとFADH2が電子を渡す位置が異なります。NADHはより上流の複合体Ⅰから電子を渡すため、くみ出されるプロトンの数が多く、ATPの産生量も多くなります。FADH2は複合体Ⅱから渡すため、産生量は少なくなります。また、褐色脂肪組織などにある脱共役たんぱく質は、プロトンの勾配を熱として散逸させるためATPの産生量を減らします。シアン化物は電子伝達系を阻害し、酸素が使えなくなります。
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