免疫不全状態にある患者の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選…
免疫不全状態にある患者の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 口腔ケアは、好中球が回復してから始めることが望ましい。口腔内の細菌は感染源となるため、好中球が減少している時期こそ清潔の保持が欠かせません。
- ⑵ 低栄養は、感染に対する抵抗力を下げる。低栄養は細胞性免疫を中心に免疫機能を低下させ、感染への抵抗力を下げます。
- ⑶ 好中球が減少している時期は、加熱していない刺身や生野菜を勧める。加熱していない食品は菌を持ち込む危険があるため、この時期は避けます。
- ⑷ 経腸栄養より静脈栄養を選ぶことが、感染の予防になる。静脈栄養はカテーテル感染の危険があり、消化管が使えるなら経腸栄養を優先します。
- ⑸ 好中球が減少している時期は、調理から提供までの時間を長くしてよい。時間が長いほど菌が増えるため、調理から提供までは短くします。
解説
正解は⑵です。低栄養は、とくに細胞性免疫を低下させるため、感染に対する抵抗力を下げます。したがって、免疫が低下している患者ではエネルギーとたんぱく質を確保することが感染防御の基本になります。あわせて、好中球が減少している時期は食品の衛生への配慮がより重要になり、口腔内の細菌も感染源となるため口腔ケアによる清潔の保持が欠かせません。栄養の投与経路は、カテーテル感染の危険がある静脈栄養より、消化管が使えるなら経腸栄養が優先されます。
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