骨軟化症およびくる病に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
骨軟化症およびくる病に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 骨基質そのものの量が減少することが、本質的な病態である。骨基質の量が減るのは骨粗鬆症で、骨軟化症では骨基質は保たれ石灰化が障害されます。
- ⑵ ビタミンDは、肝臓で1位の水酸化を受けて活性型となる。1位の水酸化は腎臓で行われます。肝臓で受けるのは25位の水酸化で、二段階を経て活性型になります。
- ⑶ 骨端線の閉鎖後に発症したものを、くる病という。骨端線閉鎖後に発症したものは骨軟化症で、くる病は閉鎖前の小児に発症したものをいいます。
- ⑷ 血清アルカリホスファターゼ(ALP)値は低下する。骨芽細胞の活性が高まるため、血清アルカリホスファターゼ値はむしろ上昇します。
- ⑸ ビタミンDの欠乏により、骨の石灰化が障害される。ビタミンD欠乏でカルシウムとリンの供給が不足し、類骨に石灰が沈着しないことで発症します。
解説
正解は⑸です。骨軟化症とくる病は、いずれもビタミンDの欠乏などによりカルシウムとリンの供給が不足し、つくられた類骨に石灰が沈着しないことで生じます。骨基質の量そのものが減る骨粗鬆症とは、病態が異なる点に注意しましょう。骨端線が閉鎖する前の小児に発症したものをくる病、閉鎖後に発症したものを骨軟化症といいます。ビタミンDは肝臓で25位、腎臓で1位の水酸化を受けて活性型になるため、日光曝露の不足や腎機能の低下が発症の要因となり、血清アルカリホスファターゼ値は上昇します。
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