胆石症および胆嚢炎に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
胆石症および胆嚢炎に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 胆石症の痛みは、脂肪の多い食事の後に誘発されやすい。脂肪の摂取でコレシストキニンが分泌され胆嚢が収縮するため、食後に痛みが誘発されます。
- ⑵ 胆嚢の収縮は、コレシストキニンによって抑制される。コレシストキニンは胆嚢を収縮させる働きをもち、抑制するものではありません。
- ⑶ 総胆管結石では、血清直接ビリルビン値が低下する。総胆管が閉塞すると胆汁がうっ滞し、血清直接ビリルビン値は上昇して黄疸を生じます。
- ⑷ コレステロール結石の危険因子として、やせが挙げられる。危険因子は肥満・中年・女性・多産で、やせは当てはまりません。
- ⑸ 胆嚢は、胆汁を産生する器官である。胆汁を産生するのは肝臓で、胆嚢は胆汁を濃縮して貯蔵する器官です。
解説
正解は⑴です。胆嚢は肝臓でつくられた胆汁を濃縮・貯蔵する器官で、脂肪を含む食物が十二指腸に入るとコレシストキニンの作用で収縮します。胆石があるとこの収縮により右季肋部痛(胆石発作)が誘発されるため、痛みは脂肪の多い食事の後に起こりやすくなります。我が国の胆石の大部分はコレステロール石で、肥満や急激な減量が危険因子です。総胆管結石では胆汁の流出が妨げられ、血清直接ビリルビン値が上昇し閉塞性黄疸を生じます。
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