臨床検査における免疫学検査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
臨床検査における免疫学検査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 抗核抗体は、関節リウマチに最も特異性の高い検査である。抗核抗体は全身性エリテマトーデスなどの膠原病で陽性となる検査で、関節リウマチに特異的ではありません。
- ⑵ C反応性たんぱく質(CRP)は、炎症が起こると血中濃度が低下する。CRPは急性期たんぱく質で、炎症や組織傷害があると血中濃度が上昇します。
- ⑶ 血清中に最も多く含まれる免疫グロブリンは、IgEである。血清中に最も多いのはIgGで、IgEはごくわずかしか含まれません。
- ⑷ ツベルクリン反応は、Ⅳ型アレルギーを利用した検査である。ツベルクリン反応は感作T細胞が関与するⅣ型アレルギー反応を利用し、48時間後に判定します。
- ⑸ リウマトイド因子が陽性であれば、関節リウマチと診断できる。健常者や他の膠原病でも陽性になることがあり、これだけでは診断できません。
解説
正解は⑷です。ツベルクリン反応は結核菌の抗原を皮内に注射し、感作T細胞が関与するⅣ型(遅延型)アレルギー反応の有無を48時間後に判定する検査です。免疫学検査では、血清中に最も多い免疫グロブリンがIgGであること、感染初期に増加するのがIgMであることが基本になります。また、抗核抗体は全身性エリテマトーデスなどの膠原病で、リウマトイド因子は関節リウマチで陽性となりやすく、CRPは炎症により上昇する急性期たんぱく質です。
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