A さんは興奮が続いたため、精神科医の診察を受け、入院となった。入院後は担当のB…
A さんは興奮が続いたため、精神科医の診察を受け、入院となった。入院後は担当のB 看護師に何度も声をかけていた。入院3 日の深夜、B 看護師に「パートナーが電話に出ないので、私の代わりに電話してほしい」と依頼があった。B 看護師がすぐに対応できないことを伝えると「B さんを私の担当から外してほしい」と複数の看護師に訴えた。B 看護師は「私が忙しかったから、A さんを怒らせてしまった」と話している。看護チームの対応として適切なのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ B 看護師の担当患者を減らす。B看護師の担当患者を減らすことは、今回の対応の直接的な解決にはつながりにくい対応です。
- ⑵ A さんの希望に応じて担当者を変更する。A さんの希望に応じて担当者を変更すると、評価が変わるたびに担当が変わることになりかねません。
- ⑶ パートナーに、A さんに電話をするよう連絡する。パートナーに連絡して電話をするよう伝えることは、看護師の役割を超えた対応です。
- ⑷ カンファレンスでチーム内の看護師の感情を共有する。チーム内で感情を共有することで、一人の看護師が抱え込まず一貫した対応を検討しやすくなります。
- ⑸ 日中に時間を決めて話を聞くことを、A さんに伝える。時間を決めて話を聞くことを伝えることで、見通しの立つ関わり方を提示し安心につなげられます。
解説
正解は⑷と⑸です。カンファレンスでチーム内の看護師それぞれの感情を共有することで、B看護師一人が抱え込んでいる負担や困惑をチーム全体で理解し、一貫した対応を検討しやすくなります。また、日中に時間を決めて話を聞くことをA さんに伝えることで、いつでも要求に応じるのではなく、見通しの立つ関わり方を提示でき、A さんの安心にもつながります。担当看護師をA さんの希望どおりに変更することは、特定の看護師への評価が変わるたびに担当を変えることになりかねず、パートナーへの直接の連絡依頼は看護師の役割を超えた対応です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成