手術から2 か月、A ちゃんは母親と共に抜釘術のため再入院した。母親は「私は、前…
手術から2 か月、A ちゃんは母親と共に抜釘術のため再入院した。母親は「私は、前回の手術は急なことだったのでよく覚えていないです。A もよく覚えていないみたいで『手術が怖い』と言っています」と話した。母親への看護師の返答で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「A ちゃんは、前回、頑張れたから大丈夫ですよ」前回頑張れたからという励ましだけでは、今回A ちゃんが感じている怖さには十分応えられません。
- ⑵ 「お母さんに手術前のオリエンテーションをしますね」母親への説明だけでは、A ちゃん自身が抱えている怖さに直接応えることにはなりません。
- ⑶ 「お母さんから、手術が必要であることを説明してください」母親から説明してもらう対応は、専門的な立場からA ちゃんの気持ちに寄り添う支援にはなりません。
- ⑷ 「手術に対してポジティブに取り組めるよう、A ちゃんに説明しますね」次の文を読み109~111 の問いに答えよ。A さん(37 歳、初産婦)は妊娠40 週5 日で妊娠経過は順調である。午前6 時から15 分おきの子宮収縮が始まり、午前9 時から5 ~7 分周期の陣痛がある。午前10 時に入院し、入院時のバイタルサインは、体温36.9 ℃、脈拍80/分、血圧134/86mmHg。子宮口3 cm 開大、未破水であった。A ちゃんに直接、前向きに取り組めるような説明をすることが、今回の不安に応える適切な対応です。
解説
正解は⑷です。前回の手術は緊急であったためA ちゃんも母親も十分な準備ができておらず、A ちゃんは「手術が怖い」という気持ちを抱えています。今回は予定手術であるため、A ちゃんの発達に応じた分かりやすい説明を行い、前向きに手術に向き合えるよう支援することが適切です。「前回頑張れたから大丈夫」という励ましだけでは今回の不安には十分応えられず、母親だけへの説明や母親から本人へ説明してもらう対応では、A ちゃん自身の気持ちに直接寄り添うことにはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成