リエゾン精神看護を専門とする看護師の役割で適切なのはどれか。 2 つ選べ。
リエゾン精神看護を専門とする看護師の役割で適切なのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 看護管理者に対して職員の部署異動を指示する。職員の部署異動の指示は看護管理者の役割であり、リエゾン精神看護師が行うものではありません。
- ⑵ せん妄がみられる患者に対する処方内容を変更する。処方内容の変更は医師の役割であり、リエゾン精神看護師が単独で行うものではありません。
- ⑶ 多職種から依頼を受けてコンサルテーションを行う。多職種からの依頼を受けてコンサルテーションを行うことは、リエゾン精神看護師の中心的な役割です。
- ⑷ 強い不安を訴える身体疾患患者に心理的ケアを行う。身体疾患患者の強い不安に対して心理的ケアを行うことも、リエゾン精神看護師の役割です。
- ⑸ 身体疾患をもつ患者に対する身体的拘束の判断を行う。次の文を読み91~93 の問いに答えよ。A さん(78 歳、女性、要介護1 )は夫(82 歳、要支援1 )と2 人で暮らしている。高血圧症と心不全と診断され、降圧薬と利尿薬を内服し、日常生活では呼吸困難の症hypertension heart failure状はない。病状管理のために訪問看護を週1 回利用している。A さんは「最近、買い物に行くとすぐに疲れてしまい、重いものが買えない」と話し、訪問介護員の買い物への同行を希望した。A さんの希望を受けてサービス担当者会議が開催され、訪問介護事業所から訪問看護師に「買い物に同行するときに注意することはありますか」と質問があった。身体的拘束の判断はチーム全体で行うものであり、リエゾン精神看護師が単独で決定する役割ではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。リエゾン精神看護を専門とする看護師は、他の診療科や病棟のスタッフからの依頼を受けて、患者への関わり方について助言するコンサルテーションを行うほか、強い不安などの心理的な苦痛を抱える身体疾患患者に直接心理的なケアを提供します。職員の異動を指示することや処方内容の変更、身体的拘束の判断そのものを行うことは、それぞれ管理者や医師、チーム全体の判断に委ねられる事柄であり、リエゾン精神看護師が単独で行う役割ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成