病院の医療安全管理者が行う与薬の事故防止対策で適切なのはどれか。
病院の医療安全管理者が行う与薬の事故防止対策で適切なのはどれか。
- ⑴ 与薬の業務プロセスを見直す。与薬の業務プロセスそのものを見直すことは、事故の再発を防ぐための基本的な取り組みです。
- ⑵ 事故を起こした職員の責任を追及する。個人の責任を追及することは職員を萎縮させ、事実の報告を妨げるおそれがあり適切ではありません。
- ⑶ 病棟ごとに与薬マニュアルを作成する。病棟ごとにばらばらのマニュアルを作ることは組織全体での標準化を妨げるおそれがあります。
- ⑷ 事故の対象となった患者の個人情報を病院内で共有する。患者の個人情報を必要以上に院内で共有することは、プライバシーの観点から適切ではありません。
解説
正解は⑴です。医療安全の考え方では、事故の背景にある業務の仕組みや手順に着目し、与薬の業務プロセスそのものを見直すことで再発を防ぐことが基本とされています。個人の責任を追及することは、当事者が萎縮して事実を報告しにくくなり、かえって再発防止に必要な情報が得られにくくなるため望ましくありません。マニュアルを病棟ごとにばらばらに作成することは組織全体での標準化を妨げ、患者の個人情報を必要以上に院内で共有することはプライバシーの観点からも適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成