A さんは産褥2 日である。現在、子宮底の位置は臍高で、大きく柔らかい。下腹部痛…
A さんは産褥2 日である。現在、子宮底の位置は臍高で、大きく柔らかい。下腹部痛はないが悪露の排出は多い。A さんへの看護ケアで適切なのはどれか。
- ⑴ 安静臥床を保つ。安静を保つだけでは子宮の収縮は促されず、出血への直接的な対応にはなりません。
- ⑵ 直接授乳を控える。直接授乳は乳頭刺激によるホルモン分泌を通じて子宮収縮を助けるため、控える必要はありません。
- ⑶ 下腹部を温罨法する。下腹部を温めることは血流を増やし、出血を助長するおそれがあるため適切ではありません。
- ⑷ 子宮底をマッサージする。子宮底をマッサージすることで子宮の収縮を促し、出血を抑えることが期待できます。
解説
正解は⑷です。産褥2日で子宮底が臍高にあり大きく柔らかいという所見は、子宮の収縮が不十分な状態(子宮復古不全)を示しており、悪露の排出が多いこととあわせて出血のリスクが考えられます。子宮底のマッサージは子宮を刺激して収縮を促し、出血を抑えるための直接的なケアとなります。安静臥床だけでは子宮収縮は促されず、授乳は乳頭刺激によって子宮収縮を促すホルモンの分泌を助けるため継続が望ましく、下腹部の温罨法は出血を助長するおそれがあるため適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成