A ちゃん(4 歳、女児)は1 か月前から発熱が続いており、大学病院に紹介され入…
A ちゃん(4 歳、女児)は1 か月前から発熱が続いており、大学病院に紹介され入院した。静脈麻酔で鎮静して骨髄穿刺を行うこととなった。検査に際して適切なのはどれか。
- ⑴ 穿刺部位が上後腸骨棘のとき、体位は腹臥位である。上後腸骨棘を穿刺する場合は、体を安定させやすい腹臥位で行うのが基本です。
- ⑵ 骨髄液は骨膜から採取される。骨髄液は骨の内部の骨髄腔から採取されるものであり、骨膜から採取されるわけではありません。
- ⑶ 穿刺直後の穿刺部位はヨード系消毒薬で消毒する。消毒は穿刺前に行うのが基本であり、穿刺直後に行うものではありません。
- ⑷ 検査終了後12 時間は水平仰臥位を保つ。検査後は出血予防のための圧迫が中心であり、12時間もの水平仰臥位が必要とまではされていません。
解説
正解は⑴です。骨髄穿刺で上後腸骨棘を穿刺部位とする場合は、その部位に体を安定させて穿刺しやすくするため、腹臥位(うつぶせ)の体位をとります。骨髄液は骨の表面を覆う骨膜からではなく、骨の内部にある骨髄腔から採取されます。消毒は穿刺の前に行うのが基本であり、検査後は出血や血腫を防ぐために圧迫を保ちますが、12時間もの長時間にわたり水平仰臥位を保つ必要があるとまではされていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成