乳児の呼吸器の解剖学的な特徴で正しいのはどれか。
乳児の呼吸器の解剖学的な特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 肋骨はほぼ水平位である。乳児の肋骨はほぼ水平位にあり、これが横隔膜中心の呼吸様式につながる特徴です。
- ⑵ 肺胞数は成人に比べて多い。肺胞の数は生後も増え続けるため、乳児の時点では成人より少ない状態です。
- ⑶ 胸郭の左右径は前後径の2 倍である。乳児の胸郭は左右径と前後径の差が成人ほど大きくなく、断面はより丸みを帯びています。
- ⑷ 気道内径は成人に比べて相対的に太い。乳児の気道内径は体格に対して相対的に狭く、閉塞しやすいという特徴があります。
解説
正解は⑴です。乳児の肋骨は成人のように斜めに傾いておらず、ほぼ水平の向きに位置しているため、成人でみられるような肋骨を持ち上げて胸郭を広げる呼吸様式が働きにくく、横隔膜の動きに頼った呼吸(腹式呼吸)が中心になります。肺胞の数は生後も発達を続けるため成人より少なく、胸郭の左右径と前後径の差は成人ほど大きくなく、気道の内径も体の大きさに対して相対的に狭いという特徴があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成