A さん(70 歳、男性)は1 人で暮らしており、日常生活動作〈ADL〉は自立し…
A さん(70 歳、男性)は1 人で暮らしており、日常生活動作〈ADL〉は自立している。高血圧症で内服治療をしている。受診時にA さんから「最近、昼間に眠くなっhypertensionて、夜よく眠れない。どうしたらよいか」と看護師に相談があった。A さんの1 日の過ごし方を図に示す。A さんへの看護師の説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 午前中に散歩を取り入れる。午前中の散歩で日光を浴びることは、体内時計を整え夜間の睡眠を促すために有効な方法です。
- ⑵ 昼食後に入浴する。昼食後の入浴は生活リズムを乱す可能性があり、夜間の睡眠改善に直接つながる対応とはいえません。
- ⑶ 午睡の時間を延ばす。午睡の時間を延ばすと夜間の眠気が減り、かえって夜の睡眠を妨げるおそれがあります。
- ⑷ 夕食後は水分を摂らない。夕食後の水分制限は、示された状況からは睡眠改善のために優先すべき対応とはいえません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。日中に活動性の低い生活が続くと、夜間の睡眠と昼間の覚醒のリズムが乱れやすくなります。午前中に散歩などの活動を取り入れて日光を浴びることは、体内時計を整えて夜間の睡眠の質を高めるうえで効果的な方法です。昼食後の入浴や午睡の延長は、かえって生活リズムを乱したり夜間の入眠を妨げたりするおそれがあり、水分制限についても、示された生活状況からは優先すべき対応とはいえません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成