加齢による「もの忘れ」はどれか。
加齢による「もの忘れ」はどれか。
- ⑴ 昨晩、夕食を食べたことを覚えていない。夕食を食べたこと自体を覚えていないのは、出来事そのものの記憶が抜け落ちる状態であり、加齢による範囲を超えています。
- ⑵ 家族から電話がかかってきたことを忘れてしまった。電話がかかってきたこと自体を忘れるのは、出来事そのものの記憶が抜け落ちる状態であり、加齢による範囲を超えています。
- ⑶ 友人の顔を見て名前を思い出すのに時間がかかった。出来事自体は覚えていて名前の想起に時間がかかるのは、加齢による自然なもの忘れの範囲です。
- ⑷ 買い物に出たが、自分が今どこにいるのか分からない。自分がどこにいるのか分からなくなるのは見当識障害を示す所見であり、加齢による範囲を超えています。
解説
正解は⑶です。加齢による「もの忘れ」は、経験した出来事自体は覚えているものの、細かい情報の想起に時間がかかるという特徴があり、友人の顔を見て名前を思い出すのに時間がかかるという状態はこれに当てはまります。一方、夕食を食べたこと自体を覚えていない、電話がかかってきたこと自体を忘れる、買い物先で自分の居場所が分からなくなるといった状態は、出来事そのものの記憶が抜け落ちたり見当識が失われたりしており、加齢によるもの忘れの範囲を超えた認知症を疑う所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成