肝動脈塞栓術〈TAE〉の適応となる疾患はどれか。
肝動脈塞栓術〈TAE〉の適応となる疾患はどれか。
- ⑴ 肝囊胞liver cyst肝囊胞は液体がたまった良性の袋状病変であり、血流遮断を目的とした治療の対象ではありません。
- ⑵ 脂肪肝fatty liver脂肪肝は肝細胞に脂肪がたまった状態であり、血流遮断を目的とした治療の対象ではありません。
- ⑶ 肝細胞癌hepatocellular carcinoma肝動脈塞栓術は腫瘍への血流を絶つことで増大を抑える治療であり、肝細胞癌に用いられます。
- ⑷ 急性A 型肝炎acute hepatitis A急性A型肝炎はウイルス感染による炎症であり、血流遮断を目的とした治療の対象ではありません。
解説
正解は⑶です。肝動脈塞栓術〈TAE〉は、腫瘍に栄養を送る肝動脈をカテーテルで詰めることで、腫瘍への血流を絶ち、その増大を抑える治療法であり、主に肝細胞癌の治療に用いられます。肝囊胞や脂肪肝は血流を絶つ治療を必要とする病態ではなく、急性A型肝炎はウイルス感染による炎症であり、いずれも肝動脈塞栓術の適応とはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成