がん性疼痛があり医療用麻薬を使用中の在宅療養者の家族への説明で正しいのはどれか。
がん性疼痛があり医療用麻薬を使用中の在宅療養者の家族への説明で正しいのはどれか。
- ⑴ 医療用麻薬は鍵のかかる棚で管理する。家庭での医療用麻薬の保管は、必ずしも施錠できる棚を用意することまでは一律に求められておらず、小児など他者の手が届かない場所に置くことが基本とされています。
- ⑵ 貼付剤の交換時は、前回とは違う場所に貼る。貼付剤は同じ場所への連続使用で皮膚トラブルが生じやすいため、貼り替えのたびに場所を変えることが基本です。
- ⑶ 医療用麻薬を紛失した場合は、保健所に届け出る。医療用麻薬の紛失時は、法令に基づき届出先が定められており、家族が自己判断で対応先を決めるべきではありません。
- ⑷ 強い痛みを訴えたときは、定時の医療用麻薬の時間を早めて使用する。定時の医療用麻薬の使用時間を家族の判断で早めることは、医師の指示によらない使用にあたるため避けるべきです。
解説
正解は⑵です。医療用麻薬の貼付剤は、同じ場所に繰り返し貼ると皮膚がかぶれやすくなるため、貼り替えのたびに前回とは違う場所に貼るよう指導します。強い痛みを訴えたときに、家族の判断で定時の使用時間を早めることは、医師の指示によらない自己判断での使用量・使用間隔の変更にあたるため避けるべきです。医療用麻薬の保管や紛失時の対応についても、家庭での実際の管理方法や届出先には一定の決まりがあり、思い込みで対応しないことが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成