医師はA さんに透析導入の可能性について説明した。A さんは「週に3 回も病院に…
医師はA さんに透析導入の可能性について説明した。A さんは「週に3 回も病院に来るのは無理です。他の患者さんから家でできる腹膜透析もあるって聞いたけど、どういうものかしら」と看護師に尋ねた。A さんへの腹膜透析に関する説明内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 入浴はできない。カテーテル挿入部の保護など注意は必要ですが、適切な管理のもとで入浴は可能とされています。
- ⑵ 腸炎の危険性がある。腹膜透析で注意すべき代表的な合併症は腸炎ではなく腹膜炎です。
- ⑶ 腹腔にカテーテルを挿入する。腹膜透析では腹腔内にカテーテルを留置し、腹膜を透析膜として利用します。
- ⑷ 心血管系への負担が血液透析より大きい。腹膜透析は緩やかに持続的に除水するため急激な血圧変動が少なく、一般に血液透析より心血管系への負担は小さいとされています。
解説
正解は⑶です。腹膜透析は腹腔内にカテーテルを留置し、透析液を出し入れしながら腹膜を透析膜として利用する治療法です。適切な管理のもとで入浴も可能であり、注意すべき代表的な合併症は腸炎ではなく腹膜炎で、緩やかに除水を行うため心血管系への負担は血液透析より小さいとされています。自宅で行えるため通院回数を減らせる点もAさんの希望に沿います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成