退院1 か月後、隣町に住んでいる長男がA さん宅を訪ねると、A さんは嘔吐と下痢…
退院1 か月後、隣町に住んでいる長男がA さん宅を訪ねると、A さんは嘔吐と下痢をしていた。長男が付き添ってかかりつけの診療所を受診したところ、A さんは感染性胃腸炎と診断された。A さんの長男から依頼を受け、訪問看護師はAinfectious gastroenteritisさんの体調確認のために臨時で訪問した。このときの訪問看護師の対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 保健所に感染性胃腸炎の発生届を提出する。infectious gastroenteritis感染性胃腸炎は個々の患者について一律に発生届の提出が義務付けられている疾患ではなく、訪問看護師がまず単独で行う対応ではありません。
- ⑵ A さんが石鹸と流水で手洗いできているか確認する。石鹸と流水による手洗いが正しくできているかを確認することは、感染拡大を防ぐ基本的な対応です。
- ⑶ 介護支援専門員に訪問介護を中止するよう連絡する。感染対策を徹底したうえでサービス継続の方法を検討すべきであり、一律に訪問介護の中止を連絡することは適切な初期対応ではありません。
- ⑷ 長男に吐物で汚染した衣類は洗濯して室内に干すよう伝える。吐物で汚染された衣類は消毒処理を行ったうえで洗濯する必要があり、屋内に干すことだけを伝える指導では感染対策として不十分です。
解説
正解は⑵です。Aさんの長男から体調確認を依頼された臨時訪問であり、感染性胃腸炎の家庭内でのまん延を防ぐことが重要な課題となります。石鹸と流水による手洗いが正しくできているかを確認し、必要に応じて指導することは、感染対策として基本的かつ実施しやすい看護の対応です。同居する長男への感染予防の助言もあわせて行うとよいでしょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成