キューブラー・ロス, E. による死にゆく人の心理過程のなかで、肺癌と診断されK…
キューブラー・ロス, E. による死にゆく人の心理過程のなかで、肺癌と診断されKübler-Ross, E. lung cancerた人が、喫煙をやめることで病気をなかったことにできるのではないかと考える段階はどれか。
- ⑴ 怒り怒りは「なぜ自分がこのような病気になったのか」という不満や攻撃的な感情を伴う段階であり、条件を出して交渉する思考とは異なります。
- ⑵ 受容受容は病状を穏やかに受け入れる段階であり、何かをすれば回避できるという発想とは性質が異なります。
- ⑶ 取引取引は、何らかの行動によって病気を回避したりなかったことにしたりできると考える段階です。
- ⑷ 否認否認は診断そのものを信じない、認めようとしない段階であり、行動によって帳消しにしようとする発想とは異なります。
- ⑸ 抑うつ抑うつは喪失感や無力感に沈む段階であり、条件を出して交渉するような思考を示すものではありません。
解説
正解は⑶です。取引の段階とは、何らかの行動や条件と引き換えに病気の進行を止めたり、なかったことにしたりできるのではないかと考える心理段階を指します。喫煙をやめることで肺癌の診断を帳消しにできるのではないかという発想は、この取引の段階に特徴的な心理を表しています。キューブラー・ロスの5段階は必ずしも順番どおりに進むとは限らない点も知っておくとよいでしょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成