バソプレシンが作用する腎臓の部位はどれか。
バソプレシンが作用する腎臓の部位はどれか。
- ⑴ 糸球体糸球体は血液を濾過して原尿をつくる部位であり、バソプレシンが主に作用して水の再吸収を促す部位ではありません。
- ⑵ 集合管バソプレシンは腎臓の集合管に作用し、水の再吸収を促して尿を濃縮する働きをもちます。
- ⑶ 遠位尿細管遠位尿細管にも一部作用しますが、バソプレシンの主な作用部位として問われる場合は集合管が中心です。
- ⑷ 近位尿細管近位尿細管ではバソプレシンの調節を受けずに水やナトリウムの再吸収の多くが行われています。
- ⑸ Henle〈ヘンレ〉のループ〈係蹄〉ヘンレのループは対向流増幅系として尿の濃縮に関わる部位であり、バソプレシンが直接作用する部位ではありません。
解説
正解は⑵です。バソプレシン(抗利尿ホルモン)は腎臓の集合管に作用し、水の再吸収を促すことで尿量を減らし体内の水分を保持する働きをもちます。この作用によって尿の濃縮が行われ、体液の浸透圧が調節されています。分泌が不足すると、大量の薄い尿が出る尿崩症を来すことが知られており、あわせて押さえておきたい知識です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成