4 人部屋に入院中のA さん(外国籍)は3 日後に手術予定である。A さんは1 …
4 人部屋に入院中のA さん(外国籍)は3 日後に手術予定である。A さんは1 日3 回、決まった時間に毎日病室でお祈りをしている。看護師が訪室したところ、同室のB さんから「お祈りの声が気になってゆっくり休めない」と相談された。看護師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ B さんに有料個室への転室を勧める。困りごとを訴えたBさんに転室を求めるのは負担を一方的に強いる対応であり、根本的な解決にもなりません。
- ⑵ A さんにお祈りは手術当日に行うよう説明する。手術当日以外の祈りを制限することはAさんの信仰や文化的習慣を不当に制限することになります。
- ⑶ 同室者全員に病室の環境のアンケート調査を行う。アンケート調査は状況把握には役立ちますが、目の前の具体的な困りごとへの即時の対応にはなりません。
- ⑷ A さんに病室とは別にお祈りのための場所を準備する。病室とは別にお祈りの場所を準備することで、Aさんの習慣とBさんの療養環境の双方に配慮できます。
解説
正解は⑷です。Aさんの信仰に基づくお祈りという習慣を尊重しつつ、同室のBさんが休息できる環境も確保する必要があります。病室とは別にお祈りのための場所を用意することで、双方の希望や生活の質を損なわずに解決できるため、この対応が最も適切です。手術を控えたAさんの精神的な支えとなる習慣を保証する視点も大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成